家庭の幸福とは、家庭全体からみた幸福、すなわち世帯主を中心とした家族全部の幸福
「系譜、祭具及び墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。」民法897条
「一つの墓地内に本家と分家とか又は他人とか、何れにしても二軒の家の墓がありますと、その両家の盛衰交々に至って、片方が頭を挙げると片方は衰える。これを繰り返して遂には共倒れになる。若し三軒以上の家の墓がありますと争ひが絶えませぬ。さうして親子でも兄弟でも口をきかないようになります。」松崎整道(先祖の祭祀P118)
徳風会吉相墓は、一軒の「家」のご先祖様が順序良く祀られ、直系の子孫も亡き後には順序良く納まる、家庭のお墓です。
お墓や仏壇など、ご先祖様の祭祀に関するものは、財産の相続とはちがい一人が相続し、その家庭が祭祀供養していきます。
本家とは、先祖の祭祀を承継し主宰する家庭であり。分家とは、先祖の祭祀を承継しない新しく独立した家庭です。本家と分家が住居を別にするように、お墓を別にしなければ独立した「家」の形ができません。
○乱雑に墓石を建立してある家庭は…家庭内に問題が絶えません。または、未婚者や、未亡人、女天下、離婚による厄介者。
○親や先祖の墓石を兄弟や親族が共同で建立して建立者の氏名を入れると…誰か一名は家運が衰えます。または共に栄えません。右側の名の家から衰えます。
一、夫婦が六十才位までそろう。
二、頼りにする子の逆死がない。
三、数ヶ月も寝る病人が出ない。
四、良い相続人がある。
五、子孫が産まれる。
六、経済が安定する。
以上六項目で、墓の形が家庭にあらわれます。
[注意]家庭の有様が必ず墓に表れるのではありません。
世界的に見て、普通は一人だけの個人の墓です。しかし日本人の墓は、代々直系の子孫が収まる家庭の墓です。
個人の趣味を表したモニュメントでは遺骨置き場で、先祖を祭祀する形ではなく、また成仏(昇天)を表しません。
まじめに先祖を祀り、且つ成仏を表した竹谷式吉相墓で、正しく先祖を祀りましょう。
「吉相墓」は、ご先祖様の次に枝葉の子孫達のことが大切です。「根を養い枝葉が繁る」ご先祖様に厚くして根を養ってこそ、枝葉の子孫が繁栄します。子孫が絶えるのは、先祖の祭祀が絶えることです。
そして、自分の亡き後には墓を子が建て、吉相の菩提により冥福を得て、草葉の陰(墓)から子孫を守護し、子孫繁栄を望む‟先祖になる”のです。
だから、‟家の根となる「家庭の墓」”は、供養と共に、ご先祖様への報恩感謝や、子孫への願いを込めて建立するのです。
ご先祖様がファミリーツリー(子孫)の根
「人生家あるとも墓なきときはその家滅び、墓あるともその建方よろしきを得ざればその家また枯れる、墓は即ち家の根であると同時に相続のものである」松崎整道(先祖の祭祀P101)
「先祖は樹木の根なり。子孫はその枝葉なり。根を飼ひ養わずして、枝葉栄ゆる理なく、花咲き実生ずるためしなし」竹谷聰進
「お墓は先祖の”みたま”であり、位牌は遥拝所なのですから、二つはきっても切れない間柄であり、家の根となってその家の盛衰にかかわってくるのです」二代目竹谷聰進(徳風S47.6)
ご先祖様は、この目で直接見ることは出来ないが、私たちの元となる方です。そこで地中にあって目に見えない樹木の「根」に例えます。 先祖・墓は子孫の根であり、その子孫は枝葉です。「根の如く枝葉なる」先祖・墓の如く子孫に、家庭に影響が現れます。
根…見えない先祖のみたま=見えない先祖のみた
まを顕現する墓
枝葉…繁栄する子孫
花→実…成果の果実
入学→卒業 結婚→子宝・etc.
研究→発明 入社→昇進・昇給
ご先祖様を吉相の墓と仏壇の両輪でお祀りし供養してこそ、家庭が子孫繁栄するための土台を固めていく事となります。
吉相のお墓で凶相を避け、よく供養して根である先祖・墓が良くなってこそ、枝葉の子孫が繁栄し、また人生の成果を上げて行く事が出来ます。
今日の自分が存在するのは先祖のお陰であり、吉相墓で先祖の環境を整えて、家の根を養い養分を行き渡らせてこそ「根の如く枝葉なる」
枝葉が茂り花が咲き実が成りますます。そして家の根の墓を代々相続します。
墓所の無い家庭は家運不定と言って子孫と財産が両立しない家庭です。
「次に記しますのは、著者が統計をとり九三%という確率を得た墓相研究の細部の発表です。」竹谷聰進
竿石を身体、上台石を動産、下台石を不動産と観ます。また竿石の正面向って右を男性、左を女性と観ます、また竿石を男性、上台石を女性とも観ます。
各部にキズなどが発生すれば、各部に応じた問題が発生します。
また、水の上がり方(石が水を吸って、色が濃いところ)は家運の状態を表します。
山の尾根や頂の墓・・・相続人に大きな心配ごとが生じる家 。
圧高線の下の墓は・・・良い時代があっても、十年平均のじり貧になる。
樹木が帽子のように石塔の上に被ると・・・胸や腹部の病気になる。
墓地に樹木が生えると・・・木が太れば太るほど財産が減る。
樹木にかかった雨のしづくが石塔にかかると・・・胸や腹の病人があります。
自分の墓所に周囲の高地から流水が入る場合・・・東または、南から流入すると、主人が。北または、西から流入すると、妻が。短命か病弱になる。
境石を入れても、その石に 入口の無い場合・・・事業に時々行き詰まりが生じる家庭。または一定の名誉職の長続きしない家庭。
墓地に塀があるのは・・・他人が訪問 し難い家庭。大きな秘密 のある家庭 。
高い墓地(枠)は・・・損失が生じた場合、元に復することがなかなか困難です「七寸以下がよい」。
猫足の台石の場合・・・養子が相続すれば財が増えるが、長男の場合晩年貧乏する。
黒石竿・・・大きな秘密を蔵するか、大問題を起こすか、後指を指される家庭となるか、火難や災害が起こる。
石塔が傾いているのは・・・子孫や金銭で大きな心配事が起こっている形。
自然石の竿石は・・・養子か、血統たえるか、身体障害、または腫物に注意。
自然石の台石は・・・軽い身体障害に注意。
下台石が二枚の場合・・・不動産が減る。
上台石が二枚の場合・・・金銭が次第になくなる家になる。
台石が一枚の場合・・・不動産が増えない家。
二方面以上に花筒や水入れがあるのは・・・軽い身体障害か、金銭に大変困難する。
「吉相墓」の色々な特長(竹谷泰則の「吉相墓」入門より)
墓相では、「お墓は先祖である」と言いますが、「先祖が苦しんでいる」とか、ご先祖様の状況を言いません。
墓相の本は、「家族が病気になる」とか、「家庭が金に困る」とか、子孫が受ける障りの話ばかりですから注意が必要です。
自分たち子孫が受ける墓相の障りを聞いて建墓する場合は、ご先祖様のことを第一に考え直す方が良いのです。
吉相墓の建立を考えるに至った、墓相の障りや家庭運の話は非常に大切なのですが後に置いて下さい。お墓では、ご先祖様のことを第一に考えます。
「根の如く枝葉なる」お墓の影響を第一に受けるのは、祀られているご先祖様です。先祖と言う家の根を良くするため吉相墓を建立します。
供養と言う、お墓の第一義が大切です。コ風会竹谷式吉相墓は、報恩感謝し冥福(死後の幸福)のための吉相の菩提であり、「供養の墓」を建立し、ご先祖様を第一に、手厚く祀り、正しく祭り、お墓をご先祖様として家の根を養います。
「根を養い枝葉が繁る」そして次に枝葉の子孫のこと。家庭運が非常に大切です。 子孫が絶えることは、先祖の祭祀が絶えることです。自分たちの家庭の幸福や子孫繁栄を願い、吉相の良い影響と、ご先祖様の守護と、お陰を求めます。
「吉相墓は、ご先祖様のことを第一に考えて、それから次に自分たち子孫のこと。」を、ご留意下さい。
日本人の墓の様式は、先祖供養をする家庭の墓です。
ご先祖の墓が乱雑になっていたり、 祀り抜けはありませんか?
ご先祖も家族であり、代を継いだ者は、ご先祖を守っていかなければなりません。
竹谷式吉相墓で建て替えて、正しく先祖の祭祀をし、古い石塔を有縁無縁慰霊塔に。
また、故郷の墓を整理し、お住まいの近郊に先祖をむかえるのにも、「吉相墓」は最適です。
「分家して、親より茶碗や箸を譲り受けるより以前に、親より墓地を買って戴いて下さい。」初代竹谷聰進(徳風H2.4)
「分家として独立する時に、自分をこのようにあらしめてくれた数限りない多くのご先祖に感謝し、それに対して分家としての供養のために、先ず第一に供養塔を建立して下さい。」二代目竹谷聰進(徳風H2.4)
氏のある者は一定の墓所を必要とします。分家初代はご先祖様に報恩感謝し、分家の墓を建立して、ご先祖様を供養し、家の根として永続して行くための土台を固めて行かねばなりません。
分家には分家のお墓が必要です「本家の墓を参っているから、いらない」のではありません。死者が出る前に分家の供養塔を建立して下さい。死者がなくても、ご先祖様をお祀り供養します。
切花は枯れますが、根の有るものは持続します。分家初代はご先祖様に報恩感謝し、分家の墓を建立して、ご先祖様を供養し、家の根として永続して行くための土台を固めて行かなければなりません。
資金が少なければ木枠で木標から建墓し、未来地を確保して下さい。
本家と分家が住居を別にするように、お墓を別にしなければ独立した「家」の形ができません。
■木枠と木票から建墓の方法もあります |
予算が不充分な場合は、木枠で広い墓地を確保し、段階的に石にして行きます。 |
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(Photo=3DCG) |
←白い花崗岩(みかげ石)をお勧めしています。予算に応じて徳風会の指定石材店とご相談下さい。
←古い吉相墓に多い北木石です。代々追加などの建て増しの時は、建っている石塔と同じ石でなければなりません、必ず石の名前を残しておいて下さい。
←現在は黄色い土をお勧めしています。水分を含んでいる時は黄色いですが、乾けばベージュ色になります。
←古い吉相墓に多い赤土です。土が流れて周りが赤くなるので、限られた墓地でしか使用できません。
一般墓の石塔はセメントで竿石・上台石・下台石を接着しますが、竹谷式吉相墓の石塔はすべてはめ込み式となっています。接着すると一つの物となり竿石・上台石・下台石の役割を果たしません。
また台石と竿石の凹凸に陰陽の秘儀があります。
「徳風式吉相墓をお建てになるにはいろいろ周到な調査や準備が必要ですし、家族みんながその気になられ、御先祖や縁者の方たちの因縁がそこに働くことが必要です。吉相墓(家庭の墓)の真髄を納得し、よく理解し、誠心誠意で浄行陰徳積みにはげんでこそ、よい因縁にみちびかれてよいお墓が建ちます。お墓はお金で建つものではなく因縁で建つものです。」二代目竹谷聰進
全国各地の面会にお越しください。相談は無料です。
三ヶ年 六千円(税・送料込)
五ヶ年 一万円(税・送料込)
申込先:株式会社徳風會・祭祀研究所
電話:075−623−5599