甲辰 三碧木星 歳 |
| ||||
|
|
金銭問題、女性にかかわる苦労あり。人に背反されることあり。派手な苦労をする日。
生まれ年一白の人は吉運。宝珠を掌にして拝むような日。希望の光を仰ぎつつ進め。
生まれ年二黒の人は大事に驚かず小事もゆるがせず、締め括りと節度を良くして進めば吉。ぶらりのひょうたん、真中に締めくくりあるのを見習え。用意周到に。
へうたんの大器に心遊ぶかな 偽王
生まれ年三碧の人は飛鳥山を過ぐる象。門を出て落し穴あり。渡り鳥が美しく夕空に声を残して過ぎた。 あわてて見ようと門を出て空を仰ぐが、よろめいて門前の穴にはまり込むような日。悟らざれば空しき日。
生まれ年四緑の人は何と言っても、一家和合が一番大切。易経に曰く 「家人には厳君有り。父母の謂なり…。父は父たり子は子たり。兄は兄たり弟は弟たり。夫は夫たり。婦は婦たり。而して家道正し。」 と。夫婦関係が正しい時は、一家族皆正しくなる。暗剣を帯ぶ凶日。内外共に和を貴び事故を防げ。家事整理吉の日。
生まれ年五黄の人は困難が重なる日。行きなやみ蒙昧の行いをしやすい。何をするにも誠心が大切。「仁者は山を楽しむ。仁者は静」の論語の境地を学びたい。
生まれ年六白の人は対人関係が離れ離れになり、スラスラ事が運ばない。あせっても急には好転せず。
時ものを解決するや春を待つ 虚子
生まれ年七赤の人は中吉。雷が秋の彼岸の頃になって声を収める象。実力あるも時のよろしきに随って行動が大切。進退行動臨機応変に。
生まれ年八白の人は吉運なれど、安楽にふけり溺れすぎるな。引き締め刷新の要あり。日に日に新しく進まん。
生まれ年九紫の人は易では離火の卦の日です。離の卦は中央が陰爻で空虚です。人の心が空虚になれば、明らかになります。
明らかな鏡の如く。自我をすてて大我に生きる心構えで当れば物事順調に進みます。強運ですから、当って砕ける心構えも大切。
三井寺の門たたかばやけふの月 芭蕉
徳風新聞より 故伊藤譲一先生
PC | Smartphone